こんにちは!りょんです^^
魚についている菌や卵についている菌、実は赤ちゃんに身近なミルクにも食中毒になり得る菌が含まれているんですよ!
赤ちゃんは免疫が低いので、口に入れるものは選べる分、さらに気をつけたいですよね。
食中毒の疑いが出て、病院にすぐにかかるべき症状ってご存知ですか?
重篤な症状が出てから『知らなかった』では済まされない怖い食中毒です。
この記事を読んで、危険な食材や応急処置の仕方、病院にかかるべきタイミング、食中毒への対策まで学んでいきましょう!
目次
食中毒とは?
食中毒とは、食品が原因で起こる『下痢』『腹痛』『嘔吐』『発熱』を総称したものです。
風邪に間違われることもありますが、食事後数時間経って起こった症状によっては食中毒が疑われます。
また、症状や食事から発症までの時間は、食材によって違います。
赤ちゃんは消化器官が未発達で
病原菌に対する免疫が低いため、
重症化しやすいです。
食中毒になる危険性のある食材とは?
生魚
生の魚介類には食中毒になりやすい細菌やウイルスが付いていることがあります。
魚などが生息する海や河川には、急性腎不全や急性脳症を引き起こす可能性のある腸炎ビブリオなどの細菌や、ノロウイルスなどの食中毒の原因物質が存在しています。
魚介類がこれらの細菌やウイルスに汚染されていることがあるので絶対にあげないようにしましょう。
症状:腹痛、下痢、高熱、咳嗽や咽頭痛
ハチミツ
ハチミツに稀に混入しているボツリヌス菌が原因で、腸内細菌環境がまだ未熟な赤ちゃんは神経麻痺などの症状が出る幼児ボツリヌス症を発症する可能性があります。
ほとんどは治療を受けると治るのですが、死亡例もある怖い病気です。
ボツリヌス菌は耐熱性が120.4度と言われており、熱に強く、通常の調理や加熱では死なないため、腸内細菌環境の整う1歳まではあげないようにと注意喚起されています。
銀杏(ぎんなん)
銀杏は年の数までと言われています。食べすぎると嘔吐や痙攣まで起こすため、要注意です。
銀杏には毒素が含まれています。その毒素がビタミンB6の働きを妨げ、また、この毒素は熱を加えても無くなりません。
○○歳なら何個まで食べてもいい、といった明確な判断基準が確立されていないため、食べさせないか、食べさせるにしても少量に留めておきましょう。(5歳までは与えない方がいいと言われています。)
症状:吐き気、嘔吐、痙攣、めまい
生卵
生の卵には、サルモネラ菌がついていることがあります。
サルモネラ菌は動物の消化器官に生息しています。
卵には殻の表面だけではなく、卵黄・卵白までもサルモネラ菌に汚染されている可能性があります。
ヒビや割れている卵は、隙間から菌が入り込んでいることもあるので、卵を使用する際には割れていない綺麗なものにしましょう。
また、新鮮な卵でも赤ちゃんへの生食は控え、きちんと火を通すようにしましょう。
症状:激しい腹痛、下痢、発熱、乳幼児は重篤になる場合も。
粉ミルク
粉ミルクや溶かした粉ミルクには微量の『サカザキ菌』や『サルモネラ菌』などの細菌が入っていることがあります。
乾燥している粉ミルクの中では増殖しませんが、粉ミルクを作ってから時間が経つと増殖してしまいます。
サカザキ菌は、1歳未満の乳児などの抵抗力の少ない赤ちゃんは、『敗血症*』や、『壊死性腸炎**』を起こす可能性があり、さらに重篤な場合には『髄膜炎***』を併発することもあります。
粉ミルクは70℃以上のお湯で溶かしたり、作ってから2時間以上経った粉ミルクは捨てる、哺乳瓶はしっかり洗浄殺菌するなど、適切な方法で使用していれば感染の心配はありません。
症状:激しい腹痛、下痢、発熱、痙攣や意識障害など
*悪寒や発熱、意識低下、頻呼吸、頻脈などを起こす、生命を脅かす感染に対する生体反応である救急疾患。(引用:敗血症.com)
**腸が壊死してしまう病気。疑い初めの症状例として、ミルクを飲まなくなったり、吐いたり、脈が遅くなるなど。(引用:日本小児外科学会 壊死性腸炎)
***細菌が、脳や脊髄を包む髄膜の奥まで入り込んで起こる病気。ときに命にかかわったり、重い後遺症が残ったりすることもある。(引用:細菌性髄膜炎ってどんな病気?)
応急処置の仕方とは?
まず、食中毒の疑いがある際は、脱水になりやすいので水分補給をしましょう。
吐いたものが喉に詰まるのを防ぐために、仰向けではなく横向きに寝かせてあげましょう。
また、口の中に吐いたものが残っている場合は、直接取るのではなく、ビニール手袋などをして出してあげましょう。
嘔吐物の処理の仕方とは?
床などに嘔吐した時の処理も直接肌に触れないように対策をしっかりしてください。
また、拭き取ったティッシュやペーパーなどは、袋に入れて必ず密閉します。
布団やカーペットなどに嘔吐をした時の処理ですが、洗剤をつけてもみ洗いし、85℃以上の熱湯で1分以上消毒すると良いです。
すぐに病院にかかるべき症状とは?
以下の症状が出ている場合は、すぐに病院に行くか、休日や診療時間外である場合は病院が開くのを待たず救急にかかりましょう。
・水分補給ができていない
・おしっこや汗が出ない
・顔色が悪く、元気がない
・呼吸が苦しそう
・便に血が混ざっている
嘔吐に加え下痢や発熱をしていても、
水分補給ができていて元気なら、
様子を見て病院が空いてる時間にかかれば良いそうです◎
病院にかかるための準備とは?
嘔吐や下痢があれば、いつからどれだけ症状が出ているのか、熱や取れた水分量についてお医者さんに詳細にお話しできるよう、メモをしておくと良いでしょう。
便について気になることがあれば、そのオムツごと持っていくのもおすすめです!
食中毒を防ぐためにできることとは?
日本は伝統的な食品の生食が多い国です。
そのため、食中毒にもかかりやすいと言われていますが、きちんと対策をしていればほとんどを防ぐことができます。
こまめに手を洗う
爪の間や手首のあたりまでしっかり洗いましょう!
・肉、魚、卵を触った後
・食事前
・ペットを触った後
・おむつを変えた後
・トイレの後
調理用品は用途別に使い分ける
肉や魚、卵で使った調理用品は、こまめに洗って消毒しましょう。
包丁やまな板を洗ったり消毒せずに調理済みの食品や野菜に移る『二次汚染』は防ぎたいものです。
鍋などをするときも、生のお肉用のお箸と食事する用のお箸は絶対分けるなど、注意が必要です。
最後に
きちんと対策をしていれば、防ぐことのできる食中毒。
愛する我が子が苦しむ様子なんて、見たい親はいませんよね…。
気をつける点も『手洗い』や『調理器具の消毒』など簡単に始められることばかりなので、これからもっと気をつけていきたいですね。
今回もお読みいただきありがとうございました!
少しでもお役に立てることを願っています^^
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